【文房具レビュー】三菱鉛筆のJeststreamについて思う話し【4&1メタルエディション】

こんばんは

 

夏兎ロゼと申します。

今回は今となっては筆記具のエントリーモデル「Jetsream(ジェットストリーム)」の高級ボディモデルジェットストリーム 4&1 メタル」について書きたいと思います。

f:id:bungrose:20210515164436j:plain

 

 ジェットストリームとはまず何?という方に書きます。

 

ジェットストリーム三菱鉛筆が開発した油性インクです。

インクの違いは先日書いたボールペンのインクの違いに書いたので、ぜひ読んでみてください。読むのめんどくさい人向けに書きます。

油性ボールペンの特徴は下の通りです。

 

・インクそのものの耐水性・保存性に優れているので公文書に書くことに適している

・書き出しがカスレやすい

・余剰インクがペン先に貯まるボテ(ダマ)という状態になりやすい

・インクの粘度が高い為、筆記時に引っかかりやすいを感じやすい

 

日本では○○ボールペンと言い方をしますが海外ではball-point penと書き、海外ではボールペンとは油性ボールペンを指します。

元祖ボールペンはこの油性ボールペンなのです。

始祖なだけあって公文書には向いているのですが、基本的にはデメリットばかりの印象です。

しかし、そこで三菱鉛筆の企業努力により作られたのがジェットストリームなのです。

 

ジェットストリームの大きな特徴は、粘度を低くすることで書きやすさを実現した油性ボールペンということです。

従来のボールペンと機構やペン先も変えることによってこのボテもできにくくなっております。

筆記時のかすれもなく、引っ掛かりのない書き味に速乾性の為手でかすれることもほとんどないので今となってはジェットストリームは広く愛される商品になっています。

このジェットストリームインクの赤・青・緑・黒の4色に+シャープペンシルを搭載したのがジェットストリーム 4&1です。

ジェットストリーム4&1は社会人のエントリーモデルとして本当に多くの方がジャケットの胸ポケットに差しているのをよく見かけます。

更に、このジェットストリームにアルミ素材を使ったのが今回紹介するジェットストリーム4&1 メタルエディションなのです。

 

頭の消しゴムをカバーする頭冠とグリップ部分にアルミ素材を使用、胴の部分は樹脂でできているジェットストリーム4&1メタル。

値段は¥2,200(税込)と通常の4&1の倍の価格設定です。

 

「高いってことは普通のジェットストリームより良いってことでしょ?」と思う方、そうでもないです。

どの分野の商品でもそうですが、高い=良い物というわけでは決してないです。

 

ここからは僕の個人的な感想です。

ジェットストリーム4&1 メタルエディションはそこまで良い商品とは思えません。

理由は、重さにあります。

他社でも油性ボールペンでなめらかに筆記できる商品を発売しているおりますが、それでも群を抜いて書きやすいのがジェットストリームです。

だからといって書きやすいとは思わないのです。

ジェットストリームはなめらか過ぎるので綺麗に字を書こうと思ってもどうしても滑り過ぎてしまうので私はなぐり書き専用ペンとして考えています。

しかし、通常の4&1は重量23.6gの重さが有るため、筆記時に安定した筆記が実現できるように設計されています。

一方、この4&1メタルは20.6g。3gも軽く作られているため安定感がないように感じます。

アルミ素材がグリップ部分に使われているので重さが下の方にかかっているので筆記のしやすさは回転繰り出し式の多機能ペンよりはあるとは思いますが、それでも4&1と比べてしまうと軽いです。

よって、ジェットストリーム4&1 メタルエディションは買いか?と聞かれれば、答えはノーです。

これ買うなら他社メーカーの多機能ペンを買ったほうが良いのでは?と感じます。

と言ってもデザインやカラーはこの4&1メタルエディションは他にない物を持っていると思っているので、デザインが気に入ったという方は買っても損をしない商品なのかなとは思います。

f:id:bungrose:20210515174748j:plain