非日常の話し【1】

こんばんは

 

夏兎ロゼと申します。

今回は、身近にあった非日常の話しを書きたいと思います。

 

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 これは昨日、2021年5月11日の終電で起きた出来事です。

 

働き方改革後、基本的には早めに帰るよう会社から言われているので我々もあまり遅く帰らないようにはしていました。

しかし昨日はなかなか仕事が終わらず帰ることができなかった為残って仕事をしていたのですが、仕事が終わったのが23時40分頃。

私はJR山手線に乗って帰るのですが、山手線のある駅まで30分程度かけて歩いて電車に乗っています。

そこからの終電が0時10分頃とかなり急がないと間に合わない状況でした。

そこの駅に行ける電車が職場近くにあるのですが、あまりお金を使いたくない私は走って駅まで行きました。

 

間に合った!と思い電車に乗ろうとしたのですが、行き先を見ると途中までの電車で普段乗っている方向とは逆方向の電車に乗らなければ帰れない電車だったのです。

普段よりも20分電車に乗っていなければいけないことに気を落としつつ、いつもと逆方向の電車に乗ります。

私は端っこに乗るのが好きなので端っこの席に座り、私の隣に絶世の美女が座りました。

更に美女が一個空いておりその向こうにはスーツ姿でマスクを着けずお酒の缶を片手に持っている人が座っていました。

 

私はイヤホンで曲を聴きながらスマホをいじっており、美女は眠そうにウトウトしている様子。

スーツ姿の人は大声で通話をしておりましたが、通話を切るなり酒の缶を落とし床に酒をばら撒いてしまい缶は転がっていきます。

それを千鳥足で拾った彼は自分がもともと座っていた座席に戻ると真顔で対面座席を眺めていました。

すごいな笑、と思っていたのもつかの間。

隣にいた美女が私に抱きついてきました。

え?!と思ったいたら美女は

「あー!ごめんなさい寝ぼけちゃって!ごめんなさい本当に!」

と申し訳無さそうにしていました。

「大丈夫ですよ~」と一言告げ再び携帯を触ろうと思っていると、それを見ていたスーツ姿の男が美女の隣に座り彼女に話しかけ始めました。

「ねえねえ、こんな遅くまでどうしたの?」とか、「かわいいね、何歳?」とか話しかけていました。

お姉さんはというと、「んーまあ今日は飲んでて」とか言ってあしらってる様子。

年齢については「女性でも男性でも、いきなり年齢を聞くのは失礼だと思いませんか?」とかTwitterで書いたら思わずみんないいねするようなスカッとジャパン的な返答をしているのですが、「えーそんなこと言わないでよ~話そうよ~」と折れない様子。

「人のパーソナルスペースに入ってくる人嫌なんです。私スマホいじってますよね?」とかなり対抗していますが全く折れない男。

流石にひどいなと思った私は割り込んで話します。

 

「まずさ、マスク着けてから話そうよ」

 

そこじゃねえだろってツッコミもあるでしょうが、お姉さんは爆笑して、「そうそう、マスク着けて欲しいさすがに」と同調してくれます。

酒を持った男性はたじろぎますが会話は続行。

「俺マスクねえんだよな~」とか話しだすとお姉さんが「マスク上げたいですけどなくしそうだから上げたくないな~」と言い、気づけば3人で会話するようになります。

男性の向かう駅がどこかを聞き、「そこ向かうなら今この駅降りて○○番線乗れば一本で行けるっすよ!急いで!」というと「マジ?!わかった!じゃあね!」なんて言って彼は降りていきます。

 

二人で男性の過ぎていく後ろ姿を見つめ、電車が動き出すと美女と顔を見合わせ笑い合います。

「大したこと言えなくてすみませんね」と私が言うと、「大丈夫。別に仕事でいつもああいうの相手してるから気にしないよ」と言ってくれました。

ここでまたお互いスマホをいじるのかなと考えていたのですが、今度は彼女の方から話してくれ会話は続きます。

 

仕事はキャバとかガルバとかそういう仕事をしており、今日はプライベートで飲んでてその帰りとのこと。

だから男性に対して怖いとかそういう感情はないとおっしゃっていました。

それが理由なのか、彼女はとても私に気を使うように話しをしていました。

私に一番最初に出会ったばかりの人ならわかるかもしれませんが、私も本当に初めて話す時は相手のタイミングを見つつ話すのでこの時の会話はお互いに探り探りの会話をしていたと思います。

そんな会話を続け、彼女の降車駅に着きます。

降り際に「気をつけて帰ってね。お疲れ様」と声をかけられお姉さんもお気をつけてといい、つかの間の非日常の出来事は終わりました。

 

私の日常はいつもそうですが、非日常的なことが度々起きます。

「それ嘘でしょ」っていう様々な出来事がよくありますので、過去に起きたことやこれからのこともまとめていければと思います。

最後に、美女に抱きしめられたのは最高でした<( ◔◞⊖◟◔ )>~♪